
格安SIMにしたいんだけど、噂では通信速度遅いらしい。
遅いってどのくらい遅いのかな?実際のとこどうなの?
今回は上記の疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、格安SIMでスマホを使うようになって4年が経ちました。
その経験を元に記事を書いていきます。
尚、僕が使用しているスマホはHuaweiのP30で、回線はIIJのタイプD(docomo回線)です。
今回は比較計測用に、社用スマホ(iPhone7)のau回線のものも使用します。
auとIIJの速度テストの比較結果も載せているので、最後までお読みください!
なぜ格安SIMは通信速度が遅いと言われるのか?
格安SIMに切り替えようと思っている方の多くは、事前調査として、実際に格安SIMを利用している人からの口コミを参考にしますよね。
そこでよく耳にしたり目にしたりするのが、
格安SIMは遅い
ということ。
確かに、3大キャリア(ドコモ / au / ソフトバンク)に比べると遅いです。
なぜ遅いのか。
その最大の理由は、通信回線をレンタルしているからです。
格安SIM提供各社は自社で通信回線を持っているのではなく、3大キャリアからレンタルしています。
レンタルすることで、ユーザーに低料金で使用してもらうことを可能としています。
しかし、レンタルしている回線は量・幅に限りがあって、利用するユーザーが増えるにつれて回線が混み合ってしまいます。
わかりやすく例えると、車の渋滞です。
決まった幅の道路でも、渋滞している時とスイスイ走れる時がありますよね。車が多くなると当然渋滞ができますし、逆に車が少なければスイスイ走れます。
これと同じことがスマホの通信回線にも言えます。
格安SIM提供各社はある程度決まった幅の回線をレンタルしていて、その回線を利用する人が多くなればなるほど混雑してしまって通信速度が遅くなるイメージです。
なので、以下の時間帯も通信速度が遅くなる傾向にあります。
- 通勤ラッシュ時間帯(7時から9時)
- 昼休み(12時から13時)
- 帰宅ラッシュ時間帯(18時から20時)
- 寝る前(22時から24時)
これが、格安SIM各社の通信速度が3大キャリアと比べて遅い大きな理由です。
逆に3大キャリアは自社で太い通信網を持っているので、余裕があるということですね。
実際のところ、速度はどうなの?
キャリアの回線のスマホ(au回線)と格安SIMの回線のスマホ(IIJ)でスピードテストを実施。
スピードテストには「ドコモスピードテスト」を使用。
測定結果
早速、測定結果を見てみましょう。
まずは、キャリア(au回線)の測定結果から。


十分ですね。
遅いけど必要十分な速度
- 通常のLINEメッセージがストレスなく可能
- LINE等でのビデオ通話がストレスなく可能
- WEBページがストレスなく閲覧可能
- 標準画質であればYoutubeがストレスなく閲覧可能
- スマホゲームをストレスなくプレイ可能
これだけできれば大抵のことはストレスなく可能です。ダウンロード10Mbpsで十分なんです。
10Mbpsでは物足りないとすれば、Youtubeでの4K動画閲覧です。
なので、4Kでみたければテレビで見ましょう(笑)
結論:格安SIMの速度は遅くない
今回、初めて測定してみたのですが、格安SIMが遅いんじゃなくて、キャリアが無駄に早いんですね。
早ければ早いほどいいですが、格安SIMの回線でも必要十分です。
格安SIMに切り替えようと思っている人で、通信速度が気になって一歩を踏み出せなかった方も、この調査結果をみていただければ分かる通り、十分な速度が出てい流ので、安心して切り替えましょう。
改めて、今回の調査結果をまとめておきます。
キャリア回線(au) | 格安SIM回線(IIJ) | |
ダウンロード | 61.98Mbps | 16.41Mbps |
アップロード | 7.82Mbps | 9.27Mbps |
格安SIMへの切り替えに迷っているあなたの背中を押す記事となれば幸いです 🙂